
敏感で繊細な神経を持つ
HSP,Highly sensitive person。
HSPとは
心理学者エレイン・N・アーロン博士によって
提唱された概念で、
それまで
臆病、内向的、
怖がり、引っ込み思案と
ネガティブなレッテルを
貼られていた人々にとって
大きな救いとなりました。
博士が1996年に書いた
「The Highly Sensitive Person」は
様々な言語で翻訳も行われ
ベストセラーとなっています。
今回はHSPの特徴と、
自分がHSPであるいかどうか
セルフチェックする方法を
ご紹介します。
5人に一人はHSP気質の人と言われている

敏感で繊細な神経を持つHSPは
5人に一人の割合で
存在すると言われています。
HSPの主な特徴は
この4つです。
●深く処理する(Depth of processing)
一つの情報を
深く深く処理すること。
場の雰囲気を読みとり
それに合わせて行動することができます。
これもHSPの感受性が豊かであることが
大きく影響しています。
●過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
敏感な神経を持っていることから
回りのちょっとした刺激に対して
大きな反応が出てしまいます
音、光、におい、空気・・・
様々なものから
刺激を受け取ってしまうんです。
●全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)
HSPの人は
共感力がとても高いです。
他人の感情にも敏感に反応し、
共感し、
自分まで辛くなったり
悲しくなったりします。
●ささいな刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)
ちょっとした変化にも
気が付くのがHSP。
例えば小さな音とか、
職場の人が髪を切ったとか、
雰囲気とか・・・
ちょっとしたことに
よく気が付きます。
このような特徴を持っているのがHSP。
やはり感受性や共感性が
非常に高いのが特徴です。
「自分ってHSPなのかな?」と
判断が付かない場合もあるかと思います。
そんなときは
セルフチェックしてみましょう。
↓↓
次の23項目の中で、あなたにあてはまるものを選んでください。(複数の項目を挙げている場合は、どれか一つでも当てはまれば「はい」と答えてください。たとえば、6番の質問では「明るい光」「強い匂い」「肌触りの悪い服」のどれか一つでも苦手なものがあれば「はい」でお願いします。)
1 身の周りの微妙な変化に結構気づく方だ。
2 周りの人の気分に、左右されやすい。
3 痛みに敏感でガマンできない方だ。
4 バタバタした日が続くと、ひとりきりになれる場所に逃げ込みたくなる。
5 カフェインの影響を受けやすい。(取ると眠れなかったり体調を崩したりする)
6 明るい光や強い匂い、肌触りの悪い服などは苦手だ
7 騒音や大きな音にはイライラする。
8 豊かな内面生活を送っている。
※原文は‟I have a rich,complex inner life.” です。inner life=「精神世界」、「内面世界」は、「物質より精神面を重視する生き方」。HSPは、仕事を生活費のためと割り切ってこなすことが苦手で、聖職者や芸術家、医師や呪術家などには、HSPが多かったのではないかと推測もされています。
9 本や映画、音楽や写真などに深く感動することが多い。
10 いい加減に物事を片づけず、丁寧にする方だ。
原文は”I am conscientious.”conscientiousは英英辞典ではWishing to do one’s work or duty well and thoroughly. Taking care to do things carefully and correctly.つまり、何かをするときに、誠実に、良心的に、注意深く、きちんと、正確に行う、という意味です。
11 ビクッとしやすい。(たとえば、誰かがちょっと大きな声を出したなどといった程度のことで、周りの人が驚かないようなことにも、とっさに反応してしまう)
12 短期間に片づけなくてはいけないことが多すぎると、慌ててしまう。
13 あれこれ一気に頼まれると、余裕がなくなってイライラしてしまう。
※12と同じような内容ですが、研究者の定めた尺度を勝手に削るのもはばかられるので、表現を工夫して残しました。
14 人が物理的な環境で落ち着かない思いをしている時(たとえば、電灯の明るさや席の位置)、どうしたら心地よくなるか、気づくタイプだ(明るさの調節、席の移動)。
15 ミスや忘れ物がないように、つねに気を付けている。
16 暴力的な映画やテレビ番組は、なるべく見ないことにしている。
17 身の周りで色々なことが次々起きると、神経が高ぶって嫌な気持ちになる。(刺激が多すぎると余裕がなくなる)
※12、13にやや近いかもしれませんが、そのまま残しています。
18 空腹だと集中力を欠いたり気分が乱れたりしがちだ。
19 生活のパターンが変化すると、不安になる。(引っ越し、転校、転勤、結婚など)
20 香りや味、音や芸術などで、微妙で繊細な違いに気づきやすい。
21 動揺するような状況はなるべく避けるように生活している。
22 人と競争させられたり、近くで見られたりしていると、緊張して普段の実力が出せなくなる。
23 子どもの頃、「敏感だ」とか「内気だ」と、周囲の大人から思われていた。
あなたの敏感度判定
23目のうち、12項目以上あてはまれば、あなたも敏感なHSP気質です。
(※アーロン博士のチェックテストを解説を加えて使わせていただいています。)
ただ、どんな判定テストも完璧ではありませんし、テストを受ける日の気分によって結果が違ってくることもあります。あくまでも、あなたの敏感傾向をはかる目安とお考えください。
まとめ;自分を知って、自分にあった生き方を

「HSP セルフチェック」と
検索すると
たくさんのセルフチェックサイトが
出てきます。
そのサイトでのチェックを
してみるのも
良い方法です。
HSPは5人に1人の割合のため
どうしたって周りは
繊細でない人に囲まれ
生きにくさを感じてしまいます。
これでは非常に辛い。
HSPは自分を責める傾向もあるので
どんどん自分を追いつめてしまいます。
そこで自分の気質を知り、
らく~に生活できるよう
対策をしていくことを
おすすめします。
管理人も
非常に強いHSPなため
このブログでも
自身の体験や
らく~に生きる方法を
これからも書いていきたいと思います。

HSPな私の体験談が気になってますね?さぁ次のブログヲクリーック!!
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