アドラー心理学に
「課題の分離」というものがあります。
問題の責任は誰にあるのかはっきりさせて、
他人の責任の問題には手を出さず、
自分に責任がある問題にのみ着手する。
自分が今向かい合うべき課題がはっきりして、
集中することができます。
また変に周りの人のことを気にしなくて良いから、
不安感も減少します。
この手法は、
親の劣等感をそのままコピーされてしまっている、
アダルトチルドレンにも有効です。
わたしの場合は、
毒親の母から与えられた毒について、
以下のように課題の分離を行いました。
苦しんでいる価値観や劣等感、不安なことを洗い出す
<価値観・劣等感>
・立派にならないといけない
・結婚しないといけない
・昇進して偉くないといけない
・お金を持っていないといけない
・お金は使ってはいけない
・お金を稼いでいる人は汚い
・常に他の人よりも上に立っていないといけない
・自分には価値がない、生きている価値がない
<不安>
・仕事をしていないと親に怒られる
・自炊をしていないと親に怒られる
・家を追い出されるのではないか
・親の期待に応えられなかった自分はもう生きている意味がないのではないか
・親にやんわり「結婚しろ」と言われている
親と自分、どっちに責任があるかを整理する
<価値観・劣等感>
→ほぼ親から植え付けられた・コピーされたもの。自分本来の意志でも思いでもない。だからこれらを自分が背負う必要がない。なので手放していく。気にしないでおく。スルーする。
ただ、20年近くかけて植え付けられているので、すぐには手放せない可能性が高い。湧き上がってくるたびに。ちょっとずつ手放していく。
<不安>
→価値観や劣等感から生まれたもの。向き合う責任は自分にある、と判断。
・常に「親に怒られる」と思っている:怒られない、すでに一人暮らししている。自分の思うように生きていい。自炊も別に必須ではない。
・家を追い出される:家賃をきっちり支払っていれば追い出されることはない!大丈夫!
・親の期待に応えられなかったこと:これは親の劣等感がコピーされてしまっている。スルーしてよし。生きている価値はある。その感覚をちょっとずつ取り戻していこう。
・結婚について:結婚するかしないかは、わたしの問題。結論としては、しない。そのことをどう思うか・どう受け止めるかは親の問題。親の機嫌を取るために結婚なんかしなくていい。
親の問題は切り捨てて、自分が注目すべき問題に集中する
洗いざらい書いて、整理したら、自分に責任がある問題に集中する。
親の問題については、突っ込まないし、触れないし、批判もしない。なんか言われたら「ああ、そう思うんだ、へー」で終わる。
最初は、
不安なこととか、
劣等感、価値観を
洗い出すのが大変だと思います。
苦痛を伴うかと思います。
だってこれまでの生き方や、
考え方を思い出さないといけないから。
1回やっただけではすっきりしないので、
何回かもやもやするたびに、
その「もやもや」を書き出して、
誰に責任があるかをはっきりさせる。
この動作を習慣化させていけば、
苦しむ頻度が減ります。
価値観とか劣等感とかによる苦しみね。
そして自分を知ることができます。
親の劣等感や毒で隠されていた
自分のほんとうの気持ちが見えてきます。
「こうしたかった」、「ああしたかった」ってね。
ここで自己認知と自己受容できて、
解毒が進んでいきます。
わたしも・・・
親の劣等感を背負いすぎてました。
その劣等感を解消したくて、
他人に無理やり迎合して、
自分を殺し続け、周りを憎み続け・・
何もいいことがない。
努力をしても努力の方向が違うから
実ることがないしね・・・。
なので、親からの劣等感からの開放、
毒親の毒を解毒することは大事です。
気が付いた時に、
やってみてね、課題の分離。
紙とノートがあればできるからね。
親の劣等感まで背負う必要ない。
愛を搾取するような人間の責任まで
あなたが背負う必要はない。
自分の責任だけ果たせばいい。
ラクに楽しく生きよう。
では、今日はこのへんで。
ありがとうございました!
written by マイ(@iamxxxgv)
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